車載用防災セットを買って気づいた「車の中の備え」が盲点だった話
正直に言う。家の防災グッズは揃えてた。水も、食料も、懐中電灯も。でも車の中は?と聞かれたら、何も答えられなかった。
通勤で毎日車に乗る。週末は家族で遠出もする。なのに車内には防災グッズゼロ。「まあ家に帰れるでしょ」って、どこかで思ってた。
でもさ、3.11のとき電車が止まって車で帰った人、いつもの何倍も時間かかったって話、聞いたことない?新潟の国道で何時間も立ち往生したニュース、覚えてない?災害って、家にいるときに来るとは限らない。むしろ車の中にいる可能性だって十分ある。
そう気づいてから車載用の防災セットを探し始めたんだけど、ここで最初の壁にぶつかった。
車載用防災グッズの最大の問題は「温度」だった
車の中って、夏場は80℃近くまで上がる。普通の保存食や水をそのまま置いといたら、品質が変わるどころか危険な場合もある。実際に探してみると、「車載用」って書いてあるのに中身は常温保存の食品が入ってるセットもあって、正直困った。
で、ようやく見つけたのがこの車載用防災セット(家族用32点)。保存食のエネバーが-20℃〜+80℃対応ってのが決め手だった。
同じように温度が気になって買った人、けっこう多いみたい。
「車載用の防災用品を探していたため購入しました。中には車載用と謳っていても、内容をよく見ると常温保存の食品が含まれている商品もありましたが、こちらは-20~+80℃なので車に積みっぱなしにしていても安心です。コンパクトで内容もよく大満足です。」
「この商品の決め手は耐温度域でした。車載用としてそこが明記されてない商品が多く車内は夏高温になりますからとっても重要です。」
うん、みんな同じところで悩んでるんだなと。温度のこと明記してないセットが多すぎるのが、そもそもの問題なんだよね。
実際に届いたらどうだった?中身を正直レビュー
注文して驚いたのが発送の速さ。購入完了後数時間で発送完了の連絡が来たって人もいた。防災グッズって納期かかるイメージあったから、これは嬉しい。
届いた箱を開けてみると、約23.5×29×12.5cmのコンパクトなボックスにきっちり整理されて入ってる。持ち手つきだから、いざという時にサッと持ち出せる。

32点のセット内容はこんな感じ:
- 5年保存水 500ml × 4本
- 保存食エネバー(-20℃〜+80℃対応)× 4
- アルミブランケット × 2(特大サイズ)
- ホイッスル付きライトペン × 1
- 滑り止め付き軍手 × 1
- 携帯トイレ × 4
- マスク × 4
- カイロ × 4
- 5年保証ウエットティッシュ × 2
- 携帯用情報カード × 4
水が4本入ってるからそれなりに重さはある。ここは覚悟しといた方がいい。でもまあ水なしの防災セットなんて意味ないし、必要な重さだと思う。
「災害が多いので万が一の為に購入しました。水が入っているので重さは結構あります。」
で、車のどこに置くの?問題
ここ、買う前にちゃんと考えた方がいい。
助手席の下にすっぽり入ったって人もいれば、入らなかったって人もいる。車種によるから注意。
「家族用だからか仕方ないのですが、軽車両でも普通車でも車2台とも助手席や運転席の下には入らなかったです。」
「ホンダのフリードは椅子の下には入りませんでした。ハッチバックにそのまま置くことにしました。」
逆にこんな声も。
「助手席の下に入れられて良かったです。」
「必要最低限の物がしっかり入っているし、軽自動車の狭いトランクにも収まりがいいサイズで、とても満足です!」
結論としては、トランクに置くのが無難。助手席下に入ればラッキーくらいの気持ちで。
他の車載防災セットと比べてどうなの?
| 比較項目 | この商品 | 一般的な車載セット |
| 食品の耐温度域 | -20℃〜+80℃ 明記 | 記載なし or 常温保存 |
| 保存期間 | 5年 | 3〜5年 |
| トイレ・水・食料 | 全て4人分 | 1〜2人分が多い |
| 脱出ハンマー | なし(別途必要) | 付属する商品あり |
| 価格帯 | ¥7,800 | ¥3,000〜¥15,000 |
ここがちょっと惜しい…正直に書く
良い事ばっかり書いても仕方ないから、気になった点も正直に。
1. 脱出ハンマーが入ってない
「2人用にはハンマーがついていましたが、こちらはついていなかったので別でハンマーを購入し車にのせておこうと思います。」
水害で車ごと水没…なんてケースを考えると、ハンマーは欲しかった。別で買えば済む話だけど、セットに入っててくれたらなあと思う人は多いはず。
2. ライトペンの電池交換ができない
「ホイッスル付きライトペンの電池が交換できないので-1です。」
5年積みっぱなしにするのに電池交換不可はちょっと不安。ただ、逆に言えば「電池が液漏れして他のものを駄目にする」リスクがないとも言える。ここは考え方次第。
3. 軍手は防寒にならない
「軍手ではなく防寒用の手袋だといいなと思いました。軍手では寒さに耐えられないので。」
大雪で立ち往生するケースを考えると、これは確かにそう。北海道や東北、豪雪地帯の人は防寒手袋を自分で追加した方がいい。
買った人たちの「リアルな使い方」が参考になる
面白いなと思ったのが、みんなそれぞれ自分なりにカスタマイズしてること。
「しっかりしたものが入ってました。また、箱に追加で入れるスペースもあり、懐中電灯やカンパンを追加しました。」
「中身も充実しており、これは買いでしょう。同時に、一人用のおにぎりと、パン入りも購入。」
「若干ですがまだ入る余裕があるのでそこに少しの救急セットを入れて車に常備しておこうと思います。」
箱に少し余裕があるから、自分が必要だと思うものを追加できる。これ、実はけっこうポイント高い。完璧に詰め込まれすぎてると、何も足せないからね。

「車の防災」が盲点になる理由
家の防災は意識するのに、なんで車は後回しになるんだろう?
たぶん「車ならどこへでも移動できる」って思い込みがあるから。でも現実は違う。道路が閉鎖されたら動けない。豪雪で埋まったら出られない。渋滞で何時間も閉じ込められることだってある。
実際に買った人たちのきっかけを見てみると——
- 新潟の国道立ち往生のニュースを見て
- 3.11で帰宅に何時間もかかった話を聞いて
- 近所の火災で避難の必要性を感じて
- 北海道で暴風雪に見舞われるケースが多発して
- 子供が生まれて「備えなきゃ」と思って
- ゲリラ豪雨が頻発するようになって
みんな、何かきっかけがあって初めて「車の中にも必要だ」と気づいてる。逆に言うと、きっかけがないとずっと後回しにしがち。
ある購入者の言葉が刺さった:
「北海道在住です。冬の車の運転中に暴風雪に見舞われるケースが多発している現実に、我に返って準備しなければと猛省。」
こんな人は買っておいた方がいい
- 通勤で毎日車を使う人 → 被災確率は「家にいるとき」だけじゃない
- 子供を乗せて運転する人 → 子供は空腹・トイレ・寒さに大人以上に弱い
- 高速道路をよく使う人 → 立ち往生したら逃げ場がない
- 雪国に住んでる人 → 大雪で車内に閉じ込められるリスク
- 山間部を走ることがある人 → 土砂崩れで孤立する可能性
「スキーによく行くので念のため、子供がいる方は必須だと思います。」
「実家に帰る時、高速も使うし山の中通るしで何かあった時のために常備しようと思って購入しました。」
買うなら知っておきたいこと
賞味期限は外に書いとけ。
5年保存とはいえ、いつ買ったか忘れる。箱の外側に期限をメモしておくのがおすすめ。実際にそうしてる人もいた。
中身の入れ替え用に単品販売があると嬉しい。
期限が来たとき、水やエネバーだけ買い替えたい。軍手やアルミシートは使えるのに全部買い直すのはもったいない。これは複数の購入者から出てた要望。
家族の車それぞれに積むべき。
「今回は私の車用ですが、家族の車に載せるためにまた注文するつもりです。」
「最近また地震が増えているため、車2台分を購入しました。」
家族がそれぞれ車に乗るなら、1台だけに積んでも意味がない。当たり前のことだけど、意外と見落としがち。
結局、これは「お守り」なんだと思う
購入者のレビューで何度も出てきた言葉がある。「お守り」と「使わないことを祈る」。
「渋滞や何か災害に巻き込まれた時に、持っていたら安心だなと思い色々調べた結果こちらの商品が気になり購入させていただきました。こちらの商品に出逢えてお守りのような安心感をもつことができました。」
「開封は、賞味期限の切れる5年後のことを祈ります。」
「クッキーは5年後に味見として食べることになりますように…!!」
防災グッズって、使わないのが一番いい。でも「ある」と「ない」では安心感がまるで違う。7,800円で5年間の安心が買えるなら、正直安い方だと思う。
ただし完璧なセットではない。脱出ハンマーは別途必要だし、豪雪地帯なら防寒手袋も追加した方がいい。このセットをベースにして、自分の生活環境に合わせてカスタマイズするのが一番賢い使い方だと思う。
5年後、「結局使わなかったな」って笑いながらエネバーの味見ができますように。