アイリスオーヤマ 電子レンジ 17L ターンテーブル|「温めるだけでいい」人が最後にたどり着くレンジ
──正直、電子レンジに何万円もかける意味ある?
オーブン機能、スチーム機能、グリル機能…。買った時は「使いそう」と思ったのに、結局やってることは冷凍ご飯のあたためと、昨日の残りもののチン。心当たり、ありませんか。
私もそうだった。3万円くらいしたオーブンレンジ、5年使って「オーブン」のボタン押したの片手で数えるくらい。それが壊れた時、もう見栄を張るのはやめようと思った。
で、行き着いたのがこれ。アイリスオーヤマの単機能電子レンジ、17L、8,980円。
安すぎて不安?わかる。でも実際に使ってる人たちの声を集めてみたら、なかなか面白い結果だった。
まず結論から|こんな人は買って後悔しない
- 一人暮らし、または二人暮らしで「温め」がメイン
- 高齢の親へのプレゼントを探している
- オフィスや職場に置くレンジを探している
- とにかくシンプルで安いものが欲しい
- 前のレンジが突然壊れて今すぐ必要
逆に、大きめのお弁当を頻繁にチンする人や、オーブン調理をしたい人には向かない。ここは正直に書いておく。
実際に買った人たちのリアルな声を拾ってみた
「壊れた→すぐ届いた→普通に使える」のパターンが異常に多い
レビューを読んでいて一番驚いたのが、「前のレンジが壊れたから急いで買った」という人の多さ。電子レンジって、壊れるまで買い替えないものなんだなと改めて思った。
そして共通しているのが「翌日届いた」「すぐ届いた」という配送の早さへの驚き。
「突然電子レンジが壊れたので、急いで購入しました。温めが出来ればよかったので、お安く買えて大満足です。」
「これまで使っていた電子レンジが急に使えなくなって、近所の電気屋さんに相談したのですが、サイズが大きく、価格も高い!どうしようかと困っていた時にこちらの商品を見つけました。」
近所の量販店だと、この価格帯はメーカー不明品しかないという声も。ネット通販だからこそ、アイリスオーヤマというブランドの安心感をこの値段で手に入れられるわけだ。

高齢の親御さんへ贈る人がかなり多い
これは予想外だった。レビューの中で目立つのが、「高齢の親に買った」「一人暮らしの母に」というパターン。
「一人暮らしの母の電子レンジが壊れ、『簡単で温めるだけで良い』との意見から簡単そうなこちらを購入しました。即日配達され、簡単操作で上手く使えているようです。」
「別に暮らす74歳の母へのプレゼント。少し字が見えづらいとは言ってましたが、解凍と温めができればいいとのことだったので、喜んでもらえました!」
「高齢の親用に購入です。パナソニックのビストロでレンジを使用していましたが、90歳を迎え表示の文字が小さく数字を調整等が困難になり…こちらの商品は電子レンジのみの機能なので使いやすいと想定して購入です。」
高機能なレンジほどボタンが多くて文字が小さい。年を重ねると、それが地味にストレスになる。「温めるだけでいい」が贅沢じゃなくて、むしろ一番の希望だったりする。
ただし一つ注意点。表示の文字が高齢者にはやや小さめ・薄めという声もある。ある購入者は「機能の順番に1.2.3.とマジックで書いて使いやすくしている」とのこと。ちょっとした工夫で解決できるレベルだけど、知っておいて損はない。
「チンの音がデカい」は覚悟しておこう
高評価が圧倒的に多い中で、ちらほら出てくるのがこの話題。
「ただ、一点言うなら終わりのアラームが大きめです。」
「開けた時の"ピー!!"って音が最初びっくりするかも。だんだん馴れますが最初は『うるさっ!』ってなりました」
一方で、こんな声もある。
「温め中の音静かで、終わった後の呼び出し音消せるのは有り難かった」
実は終了音は消せる。これを知らないまま「うるさい」と思ってる人がいるのはもったいない。会社で使っている人が「チンが消せて気兼ねなく使える」と書いていたのも、この機能のおかげだ。購入したらまず設定を確認してみてほしい。
スペックを冷静に見てみる
| 項目 | アイリスオーヤマ 17L | 一般的な単機能レンジ |
| 価格帯 | 約8,980円 | 10,000〜15,000円 |
| 容量 | 17L | 17〜20L |
| 出力(60Hz) | 650W/500W/200W | 500〜700W |
| 自動メニュー | 5種類 | 3〜6種類 |
| 庫内タイプ | ターンテーブル | フラット or ターンテーブル |
| 外形サイズ | 幅44×奥行32.5×高さ25.5cm | 同等〜やや大きめ |
スペック的には「普通の単機能レンジ」。飛び抜けた特徴はない。でもこの「普通」を8,980円で買えるのが、この商品の最大の武器だと思う。
ターンテーブルって古くない?フラットの方がいいんじゃ…
ここ、気になる人多いと思う。最近のレンジはフラットタイプが主流だし、「ターンテーブルは古い」というイメージがある。
でも面白いレビューがあった。
「前の機種はフラットタイプで暖めムラがひどく、過去に使っていたターンテーブル式にもどしたく購入。今の所普通に使えています。」
フラットタイプでも安いモデルだと温めムラが出ることがある。ターンテーブルは回転することで均一に温められる仕組みだから、実はシンプルな構造ゆえの安定感がある。
ただし注意点も。
「楕円形の少し大きめの器だと回りません。中は狭くても大きさはしっかりあるので場所だけ取ります。」
「ターンテーブルが不安定なので飲み物など中心に気をつけて置かないと溢れそうです。」
17Lというサイズは一人暮らし向け。大きめのお弁当箱や楕円形の皿は引っかかる可能性がある。購入前に、自分がよく使う器のサイズを確認しておくのが無難。

50Hzと60Hzで出力が違う!関東の人は要注意
これ、見落としがちだけど重要なポイント。
「最大が650Wかと思っていましたが、関東は500Wでした。きちんと確認すべきでした。」
日本の電力は東日本(50Hz)と西日本(60Hz)で周波数が違う。このレンジは全国対応だけど、出力は周波数で変わる。
- 東日本(50Hz):500W、200W相当
- 西日本(60Hz):650W、500W、200W相当
つまり関東で使う場合、最大出力は500W。冷凍食品の「500Wで◯分」の表示通りでOKだけど、「650Wだから早い!」と思って買うと期待とズレる。ここだけは理解した上で購入しよう。
どういう使い方をしてる人が多い?
レビューから見えてきたリアルな使い方はこんな感じ。
- 冷凍ごはん・パックごはんの温め(これが圧倒的)
- 前日の残り物のチン
- 冷凍食品の調理
- ホットミルクなど飲み物の温め
- 肉まんなど軽食のあたため
- 冷凍肉の解凍
「ホットミルクを良く飲みますが、飲み物ボタンでやるとちょうど良い感じですね。一人暮らしでとりあえず色々冷凍してるので、ほぼ毎朝毎晩使ってます。」
ワンタッチの自動メニューが5種類ついているのも、地味に便利。忙しい朝に細かくワット数とか時間を設定したくないから、ボタン一発で済むのはありがたい。
ただし解凍機能についてはイマイチという声も。
「解凍機能は役に立ちません。」
この価格帯のレンジに本格的な解凍性能を求めるのは酷かもしれない。解凍は200W相当で時間をかけてやるか、自然解凍と併用するのが現実的。
カラーはホワイトとブラック、どっちが人気?
レビューを見ていると、ブラック派がけっこう多い印象。
「Simple is bestな商品ですよ。カラーはブラックでダイニングが引き締まります。」
「娘の一人暮らしに買いました。黒でかっこよくでいいです。」
一方、ホワイトは「汚れが目につきやすいから、こまめに拭いてきれいに保てる」という意見も。どちらもシンプルなデザインで、キッチンの雰囲気に合わせて選べる。
アース線の接続、面倒だけどやるべき?
「アースを取らなくてはいけないのが面倒。」
これ、レビューでも指摘がある。電子レンジにはアース線の接続が推奨されている(メーカーは「必ず接続」と言っている)。コンセントにアース端子がない場合、電気工事が必要になることも。
賃貸の場合はキッチンのコンセントにアース端子がついていることが多いので、まず確認を。なければ大家さんに相談するのが無難。
ドアを開けっぱなしにすると…
「ドアをあけたままにすると永遠に電気がついているので適度に消えてほしいです。その都度しめるのが億劫」
これは地味に気になるポイント。取り出した後、ドアを少し開けて庫内を乾燥させたい人もいると思うけど、その間ずっとライトが点灯している。電気代的には微々たるものだけど、気になる人は気になるかもしれない。
リピ買いする人もいるという事実
この価格帯のレンジで印象的だったのが、リピーターの存在。
「使っていくうちに楽チンなので、実家と職場にも更に買いました。今では大活躍です。」
「リピ買い度目です。お手頃価格で、シンプルで使いやすいです。」
「前回もDENDENさんで2018.10.6に購入していました。それが蓋が閉まらなくなり、今回も購入させてもらいました。」
2018年に買って約7年使えた人がまた同じ商品を買い直している。8,980円で7年持つなら、年間約1,280円。コスパとしては相当優秀じゃないだろうか。
正直、ここはイマイチだと感じた点
良いことばかり書いても信用されないので、レビューから見えたデメリットもまとめておく。
- 庫内が狭い:大きめのお弁当や楕円の皿は回転できないことがある
- 操作音が大きめ:ボタン操作時の電子音が気になる人もいる(終了音は消せる)
- 表示が高齢者にはやや見づらい:文字が小さく薄い
- 東日本では最大500W:650Wは西日本のみ
- 解凍はあまり期待しない方がいい
- ドア開放時のライトが消えない
ただ、これらは8,980円という価格を考えれば十分許容範囲だと個人的には思う。3万円のレンジに対してこの不満なら問題だけど、1万円以下のシンプルレンジに対しては「まあそうだよね」というレベル。
こんな人にはおすすめしない
- スーパーのお弁当をよくチンする人(サイズが入らない可能性)
- オーブン調理やグリル機能も欲しい人
- 音に敏感で静音性を最優先にしたい人
- 解凍を頻繁に使う人
逆に、こんな人には間違いなくおすすめ
- 一人暮らしを始める学生・社会人
- 単身赴任のお父さん
- 高齢の親へのプレゼント(操作の簡単さが決め手)
- オフィスや職場用の共有レンジ
- 「温めるだけでいい」と割り切れる人
- 車中泊やアパート大家さんの備品として
「アパート大家ですが安くて助かっています。」
こんな使い方もあるのかと感心した。確かに、賃貸の備品としてなら安くて壊れても買い替えやすいというのは大きなメリット。
最終的な感想
電子レンジに何を求めるか。その答えが「温められればいい」なら、このレンジは最適解の一つだと思う。
2,000件以上のレビューがあって評価4.36。星5をつけている人のほとんどが「シンプル」「使いやすい」「この値段で十分」と書いている。派手な褒め言葉はないけど、裏を返せば「不満がない」ということが最大の褒め言葉なんだと思う。
高機能レンジを使いこなせている自信がない人、正直温めしかしない人、新生活で出費を抑えたい人。そういう人にとって、この8,980円は「ちょうどいい選択」になるはず。
余計な機能に金を払う時代は、もう終わりでいい。