「え?何て言った?」が口癖になった親へ――楽天1位の集音器を試してみた正直な感想
最近、親と電話してて気づいたんです。何回も聞き返される。テレビの音量がやたらデカい。こっちが声を張り上げないと会話にならない。
正直、ちょっとイライラしてしまう自分がいて、でも同時に「これ、放っておいたらまずいよな」とも思って。
補聴器を調べたら片耳で5万、両耳で15万とか平気でする。しかも耳鼻科に行って調整してもらって…って、80代の親にそこまでのハードルは高すぎる。
そんなとき楽天で見つけたのが、このワイヤレスイヤホン型の集音器でした。価格は8,580円。補聴器の10分の1以下。レビュー数も多くて評価も悪くない。
「まあダメ元で」と思って買ったんですが、結論から言うと親の反応が全然違ったんですよね。
そもそも集音器って補聴器と何が違うの?
ここ、最初にハッキリさせておきたいんですけど、集音器は医療機器じゃないです。補聴器は難聴と診断された人向けの管理医療機器で、個人の聴力に合わせて細かく調整する。一方、集音器は「最近ちょっと聞こえづらいな」くらいの人が、周囲の音を大きくして聞くためのもの。
だから、本格的な難聴の方には補聴器をおすすめします。ただ、「補聴器を買うほどじゃないけど、家族との会話がしんどくなってきた」という段階なら、まず集音器から試すのは全然アリだと思います。
開けてみた第一印象:これ、普通にワイヤレスイヤホンじゃん
届いて箱を開けた瞬間、正直びっくりしました。見た目が完全にワイヤレスイヤホン。白と黒があるんですが、黒を選んだらなおさら"それっぽい"。
ケースもAirPodsみたいなコンパクトさで、USB-C充電。片耳たった3.5g。これ、数字だけじゃピンとこないかもしれないけど、手に乗せたら「え、軽っ」ってなります。

充電ケースが300mAh、本体が片耳35mAhで、ケース込みで最大約120時間使えるとのこと。朝から晩まで使っても余裕で持つ計算。実際、うちの親は毎日使ってますが「充電が切れて困った」という話は今のところ聞いてません。
使ってみてわかった「良いところ」5つ
1. ハウリングがほぼない
これ、地味に一番大事かもしれない。
以前、別の集音器を買ったことがあるんですが、あれはピーピー鳴りまくって使い物にならなかった。親も嫌がって結局引き出しの奥行き。
この製品はハンドルが長めの設計で、マイク(受音孔)とスピーカーが離れてるからハウリングが起きにくいらしい。実際、親が使ってて「ピーピー」言ってるのを聞いたことがないです。
買った方のコメントでも、こんな声がありました。
「加齢とともに周りの人の声が聞き取りにくくなり補聴器や集音器を購入し使用してみましたが、どちらもピーピーとハウリングがひどく使えなかった。今回の商品は雑音やハウリングもなく自然な音で使いやすい」
「今までも違う集音機を利用してましたが、今回の商品はハウリングもザーという雑音もないとのことで、家族としてもスムーズな会話ができてうれしい限りです」
2. 操作がとにかく簡単
ケースから出したら自動で電源ON。耳に着けて、本体をトントンと指で軽くタップすると音量が5段階で変わる。それだけ。
説明書を読まなくても使える。80代、90代の親でも「耳に入れるだけ」で使えてるという声が本当に多い。
「85歳の母に購入。耳に入れるだけですぐに使えて、本当に良い買い物でした」
3. 見た目が"集音器っぽくない"
これ、高齢者にとって意外と重要なポイント。「補聴器つけてるの?」って聞かれるのが嫌で使いたがらない人、けっこう多いんですよね。
この製品は見た目がワイヤレスイヤホンそのものなので、孫に「おしゃれだね」と言われたなんて話も。プライドの問題で補聴器を拒否してた親が、これなら着けてくれた、という声もありました。
「見た目もイヤホンと変わらないので、周りの人にオシャレだねと言われることも多く、とても喜んでおります」
「孫が持っているワイヤレスイヤホンと似ているので、『若返った!』と(笑)」
4. 一日中着けても耳が痛くならない
3.5gという軽さもあるけど、耳穴にグイッと押し込むカナル型じゃなくて、耳介にひっかけるインナーイヤー型に近い装着方法なのがポイント。耳穴が小さい人でも使いやすいし、閉塞感が少ない。
「以前に耳穴式の補聴器を使ったことがありますが、こちらは閉塞感やハウリングがなくとても良く聞こえます」
5. 充電がラクで電池交換不要
USB-C充電で、ケースに戻すだけで充電開始。電池式のように「電池切れた、買いに行かなきゃ」がない。高齢者の親が一人で管理できるレベルのシンプルさ。
正直に言う「気になるところ」
べた褒めだけじゃ信用できないですよね。使っていて「ここはちょっとな…」と思う部分も正直に書きます。
雑音は拾う
これは集音器の宿命です。補聴器みたいに「人の声だけ拾う」という芸当はできません。台所でガチャガチャ洗い物してる音、扇風機の音、外の車の音――全部大きくなります。
「静かなところでの使用はとてもよく聞こえて良いと思います。雑音を多く拾ってしまうので家の中でも洗い物や料理などしている時はガチャガチャの音が凄い」
ただ、テレビを観るとき、家族と会話するとき、静かな部屋で使う分には十分。使うシーンを選べば問題ないです。
タッチ感度が良すぎて誤操作する
耳に着けるとき・外すとき、うっかり音量調節の部分に触れてしまって音量が変わる、という声がそこそこあります。
「少しでも触るとすぐに音量が変わってしまうので、そこがマイナスポイント」
慣れれば大丈夫ですが、最初のうちはちょっと戸惑うかも。
耳の形によっては外れやすい
耳穴が小さい方だとフィット感がイマイチで落ちやすいという声も。付属のストラップ(首かけ)を使えば落下防止になりますが、ストラップを着けたまま充電ケースに戻せないのが地味に面倒、という指摘がありました。
耐用年数は1〜1.5年程度
リピート購入している方の声で気になったのがこれ。内蔵バッテリーが劣化して1年〜1年半くらいで買い替えが必要になるケースがあるようです。
「ハウリングも少なく、使っていて最も楽に効果が得られるとのこと。ただし、1年から1.5年で使用できなくなります」
ただ、8,580円で1年使えるなら月額700円ちょっと。補聴器の価格を考えたら、個人的にはコスパは悪くないと思っています。

補聴器と集音器、どっちを選ぶべき?
| この集音器 | 一般的な補聴器 | |
| 価格 | 約8,580円 | 5万〜30万円 |
| 購入方法 | ネットで即購入 | 耳鼻科受診→調整 |
| 雑音カット | なし(全音増幅) | あり(個別調整) |
| 見た目 | ワイヤレスイヤホン風 | 補聴器として認識される |
| 対象 | 軽度〜中程度の聞こえづらさ | 医師に診断された難聴 |
| 操作 | タップで5段階調節 | 専門店で個別設定 |
ざっくり言うと、「まだ病院に行くほどじゃないけど、家族に迷惑かけてる自覚がある」くらいの段階なら集音器で十分だと思います。それで満足できなければ、その時に補聴器を検討しても遅くない。
こんな人に向いてる・向いてない
向いてる人
- テレビの音量を家族に「うるさい」と言われる
- 会話で聞き返すことが増えた
- 補聴器は高くて手が出ない、まず試してみたい
- 見た目が気になって補聴器を着けたくない
- 操作が難しい機器は苦手
向いてない人
- 医師から補聴器を勧められているレベルの難聴
- 騒がしい環境(工事現場、繁華街など)で常時使いたい
- 耳穴がかなり小さい方(フィット感に個人差あり)
プレゼントとして買う人がすごく多い
レビューを読んでいて気づいたんですが、購入者の大半が「親へのプレゼント」として買ってるんですよね。母の日、父の日、誕生日、敬老の日、クリスマス。
「聞こえにくいのは分かってるけど、自分からは買わない」。これ、高齢の親あるあるじゃないですか。補聴器は高いし恥ずかしいから嫌。でも家族は困ってる。
この集音器は価格的にもプレゼントしやすいし、見た目もイヤホンだから受け入れてもらいやすい。実際、こんなエピソードもありました。
「テレビドラマを家族と観ていて聞こえづらく音量を上げると『煩い!』って…ショックでした。これからは、家族に気を使わず大好きなドラマを観れます。ありがとう!」
「年の瀬に90歳の母が補聴器をなくしてしまい、会話も大変な状況でした。注文したところ3日目には届き、紅白歌合戦に間に合った」
聞こえが悪いと認知症リスクも上がると言われています。「たかが聞こえ」と思わずに、早めに対策してあげるのが大事かなと。
他の集音器と比べてどうなの?
| 本製品 | 耳かけ型集音器 | |
| 装着感 | 軽い・目立たない | 眼鏡と干渉しやすい |
| ハウリング | 抑制設計 | 起きやすい機種が多い |
| 充電 | USB-Cケース充電 | ボタン電池式が多い |
骨伝導タイプから乗り換えた方、カナル型から乗り換えた方のコメントを見ると、「今までで一番良い」「補聴器より使ってる」という声が目立ちます。もちろん個人差はありますが、過去に他の集音器で失敗した経験がある人ほど満足度が高い印象。
「補聴器も作りましたが、こちらの方がシンプルに音を拾ってくれます。補聴器使わず、こちらばかり使ってます」
「集音器はこの商品が三個目。以前使用した集音器と比べると、ハウリングが無い、耳穴の窮屈さが無い、音質はクリアで子音や語尾が聴き取り易い」
購入前に知っておきたいこと
- 衛生用品のため返品交換不可。これは覚悟の上で。ただ、保証期間内の不具合には対応してくれたという声もあり
- イヤピース(耳に当たるゴム部分)は2セット付属。サイズが合わなければ市販のものを試すのもアリ
- ストラップ付きセットがおすすめ。小さいので紛失した人がけっこういる
- 片耳でも両耳でも使える。左右の音量を別々に調節可能
まとめ:「6桁の出費より4桁の出費で済んだ」
ある購入者の方がレビューに書いていた言葉が、この製品を一番よく表してると思います。
「私も、6桁の出費より4桁の出費で済んで大助かり!これは良いと思います!」
完璧な製品じゃないです。雑音は拾うし、耐用年数は短めだし、耳の形によっては合わない人もいる。
でも、8,580円で親の「聞こえない」が改善されて、家族の会話が戻ってくるなら。テレビの音量を巡るケンカがなくなるなら。親が孤立せずに家族の輪にいられるなら。
試してみる価値は、十分あると思います。
何より、「聞こえないまま放置する」ことのリスクの方がずっと大きいですから。